精米のこだわり

黒瀬農舎ではお米の状態に応じた精米をしています

お米の精米は、業務用・家庭用の精米機を問わず、品種の違いはもちろん、同じお米であっても水分量が0.1%~0.2%違うだけで同じ設定(強さや時間など)の精米をしても、精米の仕上がりがまったく異なってきます。

そのため黒瀬農舎では、同じあきたこまちの白米を精米する場合でも、精米する際には毎回仕上がり具合を確認しながら精米度合を調整しています。

精米度合を強くすると、真っ白で見た目はキレイなお米になりますが、お米の美味しさなどはすべてなくなります。
市販のお米は店頭での見栄えを気にして強めの精米になりがちですが、黒瀬農舎では、見た目より味が美味しくなるように精米度合いを調整しています。


家庭用精米機の使用はおススメしていません

お米は精米すると徐々に品質は落ちていきます。従って、しっかり精米できれば精米直後が一番美味しいお米になります。

最近は家庭用の精米機が増えていますが、上記の通りお米の状態により精米度合が大きく違いますし、業務用の高価な精米機でもそのような状況なので家庭用精米機であれば尚更です。

きれいに精米できれば、搗きたての美味しさが味わえるメリットがあるとは思いますが、それ以上に精米のムラが出ることの方が多いと考えていますので、我が家では家庭での精米を積極的におススメはしていません。

こんな場合は家庭用精米機の利用をおススメします

▼分搗き米の場合
分搗き米は酸化しやすいヌカ層部分が残るため、精米後の味の劣化が早いと言われています。 そのため、分搗き米で、且つあまりお米の消費が早くない方の場合は、精米後すぐに炊ける家庭精米もいいと思います。

▼精米の消費頻度の少ない方
ご家庭であまりお米を炊かない場合や、通常玄米を召し上がっていてたまにしか白米を食べないなど、2kg包装の白米を使いきるのに2~3ヶ月以上かかる方は玄米保管で家庭精米の方が美味しく召し上がれることがあります。