提携米通信2004年10月号
天気に見放された一年でした。

私たちが秋田で米作りを始めて、今年は記念すべき30年でした。
その節目の今年は、最悪の天候に悩まされました。
近隣の早い方は9月25日頃から収穫作業を始めました。その情報によれば、予想通り大不作・凶作のようです。
この一番の原因は、8月20日と9月始めの15・18号のいずれも雨のないカゼ台風による塩害です。
2つの台風の塩害で葉っぱをもがれた桜は、その後「暖かい春が来た」と勘違いして、右の写真のように、いま村の桜並木は、桜が満開です。

もう一つは、6・7月の低温長雨と、7月下旬以降一変した酷暑という異常気象の災いで、秋田同様に、新潟・庄内の日本の米処(こめどころ)も、すべて不作で困っているようです。オマケに、夜間まで暑かったために、収量が少ないだけでなくて見た目の品質も最悪だという。
我が農舎関係の稲刈りは、これからですが、前号でもご紹介しましたように、我が家の台風被害は、幸いにも、近隣のひどい人に比べれば軽々微で、2割余りの減収で済みそうですが、それでも、30周年の節目の年として、歓迎できない賜り物です。
収穫作業を始めた近隣の農家の話しによれば「収量も少ない。見た目の品質も悪い。」でも食べてみると「味は、満足できるようだ。」という報告を聞いて、少し一安心しているところです。
その新米の出荷は、これからの天候にもよりますが、10月15日頃になりそうです。
男鹿半島・入道崎 満月の中・天女が舞う


9月28日・中秋の名月。男鹿半島の突端、入道崎で天女の舞の奉納が計画されました。
稲刈りを始めようとしても雨続きの今年、果たして満月が訪れてくれるのか・・・・・。
稲刈り準備の鉄工作業を早めに切り上げ男鹿半島突端に駆けつけました。
日没と共に、空は晴れ渡り、男鹿の海は見事な満月に照らされ、さざ波がキラキラと輝きました。創作舞踏家・浅野瑞穂による天女の舞は、十五夜の満月の元に集まった人々を幻想の世界に招きました。
(忙しくて少し遅れるかも知れませんが、HPに数枚貼っておきますので、ご覧下さい。。)

文化の日は恒例のブナの植栽
11月3日(文化の日)は、私たちの田んぼの水を運んでくれる馬場目川源流部の国有林にブナを植えます。ブナは緑のダム。山に降った雨をたっぷり蓄え、夏場の渇水期に里に水を届け、河川の生物を育み、稲を育てます。また人々にも環境や自然の大切さを教えてくれます。
文化の日には「黒瀬農舎の消費者用ロッヂに泊まって、ブナ植え。」に是非おいで下さい。
ロッヂの夜は、皆さんと、お米のこと、食のこと、自然環境のこと、いろいろ意見交歓しましょう。
感謝!台風お見舞い
台風お見舞いを、メール、お電話、お手紙などでたくさん頂きました。前号やこの号の冒頭でご紹介したように、田んぼの地形や土質、或いは、生育の早い遅いの違いなどによって、壊滅的な被害を受けた農家もいる中で、我が家の被害は、幸い20%程度の減収で収まりそうです。
暖かいお心遣いに感謝しております。本当にありがとうございました。
「味」の出来映えは、すでに収穫を始めた付近の生産者のお米を試食したところ、昨年と比べて特に落ちていないようでホットしているところです。
しかし、いつもの水晶のような「あきたこまち」が、今年は、コシヒカリ並に、粒の中心部が白濁(これを「腹白(はらじろ)」と呼ぶ)していて、見た目が悪いようですが、お許し下さいね。
また、皆さんにお届けしているお米は、信頼できる20年来の有機稲作仲間12名が資材や栽培方法を統一して作った厳選したお米に限定しているのですが、今年は、この内の2名が、減農薬(除草剤1回使用)栽培区分の田んぼに、稲熱病の農薬を1回だけ使いました。
今年の6,7月は、ご案内したように低温長雨が続き、稲熱病の発生警報が出されて、付近一般では、何度も何度も農薬散布が行われました。これとは比べものにならない位少量で、また、農薬安全使用基準上は無論のこと、残留も現実的に問題ありません。なお、(特)の栽培区分には、例年同様に、除草剤や病害虫農薬或いは化学肥料などケミカルは使用されておりません。ご承知とご了解をお願い致します。
投稿者 kurose : :2004年10月01日








