提携米通信2004年7月号
「あきたこまち」の草取り奮戦中。

2004.6.26
除草剤を使えば、雑草対策は、お米10Kg当たり35円程度の少額費用で完璧です。
でも、除草剤を使わない栽培は、田植えのあとは、草取り・草取り・・・秋までずっと草取りです。深水にするなど細心の管理を行って、その上で、重労働の除草機かけを1週間置きに2〜3回行っても、雑草はいっぱい残りますから、あとは手取り除草なのです。
無除草剤栽培で、水管理など細心の注意を怠ると、この手取りの除草に恐ろしいほどの人手が必要になります。それでも、イネが雑草に負けて、収穫量も大幅に減ることもあります。
このための掛増し経費は、お米10Kg当たり三千円にも四千円にも及ぶこともあります。
これに加えて、我が農舎では、どの田んぼでも、除草剤以外の農薬は、まったく使いませんから、病害虫による手ひどい被害を受ける年もあります。
6月の最終土日は、黒瀬農舎恒例の田んぼ公開と白神のブナ新緑トレッキングツアーでした。

上のスナップは、これに参加下さった皆さんが、我が農舎の田んぼで草取り中のパートの女性の皆さんを激励して下さっているところです。(2004年6月26日撮影)
私たちの、農薬や化学肥料を使わない不効率な米作りが続けられているのは、田んぼ公開に参加下さったり、このお米をお食べ下さる消費者の皆さんのご支援のお陰です。
しかし、最近、有機米作りをする農家の間では、「安価なお米が欲しいと言う消費者ばかり増えてきた。有機米を続けていれば、身体も、経済もつぶれる。」という悲観の声が多くなっています。この事例ほどではありませんが、我が農舎の場合にも、同じ傾向がうかがえます。
これも不景気世相の影響なのでしょう。私たちの力の及ばないところで残念です。
雨に濡れたブナの森は素敵でした。

(2004年6月27日)
世界自然遺産・白神山地新緑のブナを訪ねるトレッキングツアーは、6月最終日曜の27午前8時30分、黒瀬農舎ロッヂ前を20人乗りのマイクロバスで出発しました。
今年は、八森町側を止めて、残雪や土砂崩れなどの通行止めで数年ご無沙汰していた藤里側のブナの森を訪ねました。
ロッヂが満員で打ち切ったり、急に参加できなくなった方があったりしましたが、消費者、生産者合わせて15,6名となりました。

上の写真のように、白神自然保護運動や世界遺産指定運動のリーダーである本職・写真屋さんの鎌田翁をインストラクターにお願いしました。ガイド料はウン万円と少々高価ですが、鎌田翁をお願いしない年と比べると、ブナツアーが10倍、充実し、また愉しくなりました。
今年は、梅雨空で、雨を心配しましたが、ブナの森の散策中は雨も降らず、また、直前までの雨のお陰で、濡れた木々の緑が映えて最高でした。

綿帽子のような上の写真は、ブナの森の大地からしみ出る、小さな水溜に覆いかぶるブナの枝に、生み付けられた「モリアオガエル」の卵です。
この枝の下の池には、ふ化したモリアオガエルのオタマジャクシや、サンショウウオの稚魚が遊んでいました。

首都圏より参加した美女5人に囲まれて、ほくそ笑む私 (白神ブナの森にて)
秋田の春最後の山菜、根曲がり竹のタケノコは、6月上旬に終わりです。黒瀬農舎の生産者仲間である鈴木さんが、このツアーの前日、標高千二百メートルまで登って採ってくれた貴重で新鮮なタケノコとミズの味噌汁、そして、オニギリというスローフードの昼食で、ブナの森を下りました。
投稿者 kurose : :2004年07月01日








