提携米通信2004年5月号

我が村自慢の桜が満開
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私たちの村の桜は、例年4月下旬に咲き始め、5月の連休の前半頃までは楽しめるのですが、今年は、開花予想よりも数日遅れたものの、4月15日頃よりチラホラ咲き出しました。
十数キロも続く壮大な我が村の桜並木は、連休には、終日交通渋滞の盛況で、農作業にも支障が出るのですが、今年は、時期がずれて、人出が少い感じです。

桜は、早く咲いたのですが、天候はすこぶる思わしくありません。
4月だというのに初夏を思わせる暑い日の次の日は、雪がちらつくなど極端な低温が襲ったりで、種蒔きは例年通り順調に終えましたが、その後の苗の生育は、いつになく悪く、種蒔きのやり直しを行う必要があるのか、心配しながらいま様子を眺めているところです。
万一蒔き直し作業が必要だとなると、、遅くとも5月5日までには終えないと秋の寒さ早い私たちの所では、十分な収穫が得られないので、今年の連休は大騒動になりそうです。

我が家の場合は、苗箱に種を蒔き、作業場で2日ほど25℃〜30℃に加温して、芽が一斉に5ミリ程に伸びたものを、次頁の写真のように、屋外にビニールシートを敷いた上に並べ、浅く水を張る「プール育苗方式」で育てています。
今までにも、育苗中に霜が降りたり、時には雪が降ることがあっても、問題なく育ってきましたが、今年は、低温が何日も何日も続くという予想超えた低温に痛めつけられたようです。


直まき方式と田植え方式
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種蒔きのやり直しを迫られながら、米作り技術の話をするのは、プロの百姓として、いささか気恥ずかしさがありますが、「外国では直まき栽培なのに、なぜ日本では田植え?」などの質問がありました。苗作り、田植えの時期ですので、これに少しふれてみます。

*「田植え」とは、稲を移植する作業です。
作物や草花を作るときに、苗を育ててから移植する方法と、直に種を蒔く2つの方法があります。
条件が悪い所で作る場合や、弱い植物は、苗床で保護して育てて、力がついてから、移植すると安全に育ちます。
日本のお米のほとんどが「田植え=移植方式」を採用しているのは、この理由によります。

*外国で「直まき方式」が多いのはなぜ。
稲を直まきしようとすると、田んぼ全体を、畑状態で、丁寧に綺麗に苗床になるように準備しておく必要があります。このためには、性能の良い機械が必要と共に、時間もかかります。
また、この作業は雨が降ればできません。例えば、ほとんど全部直まきのカリフォルニアは、3月から11月まで、天気予報は不要の「毎日が晴天」という地域環境だから可能なのです。
このように、直まきは、田植え作業という労力が不要になる利点がある反面、天候や土壌条件によっては、苗床で集約管理するよりもかえって手間がかかったり、生育も不安定になることが多くて、昔から全国各地で試行錯誤されていますが、雨の多い日本では普及しないのです。

*日本では今後も直まきは普及しないか。
少々の悪天候の中でも高性能な機械が開発されたり、雨が多くても可能な「湛水(たんすい)直まき方式」の栽培技術が確立すると、ある程度普及する可能性があります。
湛水直まき方式というのは、田植えをする状態の水田の中に種を蒔く方法ですが、現状では、芽を出させることが不安定。芽が出ても、水に浮かんで苗が倒れる。カモや雀などに種を食べられる。など安定性がなく、大正時代から一部で行われてはいるが、未完成技術の段階。

この他、直まき方式は、除草剤を多用しないと栽培できないこと。お米の味が劣ること。など田植え方式に比べて幾つかの致命的な欠点の克服も必要です。


世界遺産・白神山地ブナツアーと田んぼ公開のご案内

6月26日(土曜日) 正午集合 午後:田んぼ見学 夜:ロッヂで懇親会・泊
6月27日(日曜日) 朝から 白神山地ブナ林探訪 夕刻:JR八郎潟駅解散

*どなたでも参加できます。ご家族でどうぞ(但し、黒瀬農舎のお米ご利用の方に限定)
*上の日程は、参加者全員が行動する日程です。気分転換に、村の温泉や野鳥探索或いは 男鹿半島、田沢八幡平巡りなど、この前後日にロッヂに数日逗留されることもOKです。
*車でおいでの方は、秋田自動車道「琴丘・森岳インター」を出て、直ぐ左折、直進15分です。

投稿者 kurose : :2004年05月01日