提携米通信2003年5月号
今年の桜は早めに咲きました。 苗作りも始まりました
4月のお天気は、好天が数日続くと、次の数日は寒い雨の日に激変・・・・・・。今年は、季節が1ヶ月も2ヶ月も進んだり、逆に2ヶ月もバックしたりの繰り返しです。
このような寒暖の差が激しい年の、ビニールハウスでの苗作りは、病気が出るなど苦労が絶えません。

我が家は、4月17日と、22日の2度に分けて「あきたこまち」の種を蒔きました。
そして、今年からは、ビニールハウスにビニールを張らずに、苗作りの全部を露地で行うことにしました。
種を蒔いた苗箱を農舎の中で2日間ほど27〜28℃に加温すると、一斉に芽が5ミリ程出てきますから、これを畑に並べ、上から霜除けのカンレイシャで覆うだけの露地育苗です。
この方式は、秋田のような寒い地方では、温度不足などの心配があります。でも、今まで5〜6年にわたり、小さい面積で実験を重ねた結果、苗床に薄く水を張り、その水の保温力を活用することで、温度不足による生育遅れの問題はクリアーできると思われたからです。
この露地プール育苗(水を張ることでプールという表現が使われる)は、幾つかの欠点もありますが、私達のように農薬を使わないコメ作りをする者にとっては、自然に近い環境のために、病気に強い丈夫な苗が育つという利点があります。
従来型のビニールハウス内の畑状態での苗作りは、どうしても過保護になるので、予め殺菌剤などで予防することが一般的になっています。農薬を使わない私達は、このような従来方式の育苗を行う場合に、水やりや、温度管理に細心の注意が必要でした。
でも、ビニールハウスを使わない屋外での「露地プール育苗」ですと、自然に近い環境ですので、苗は丈夫に育ちます。また、苗の病気は、温度が高いことと、酸素が多い条件で病原菌が繁殖して発生するという特徴があるため、苗床の保温のために、水を張ることで、苗床が嫌気状態(酸素が少ない状態)になり、苗の病気が押さえられるという効果が出るのです。

2003・4・26撮影
写真の私が立っている左側は、我が家の露地のプール育苗。右側は隣の農家の一般的なビニールハウス育苗です。
5月の20日頃から田植えに入りますが、本当に成功するのか、チョット心配しながらも、今年の試みの結果を期待しながら、田植え準備の作業に忙殺されています。
田圃公開と白神山地ブナ新緑ツアーご案内
我が農舎では、ご利用下さる皆さんにお米作りの現場を公開し、栽培過程のすべてだけでなく、生産姿勢もご理解いただくことが、最大のトレーサビリティーだと位置づけています。
いつでも、気が向いたときにご家族でお訪ね下さい。接待はできませんが、お気遣い無用の無料でご利用頂くことができる宿泊空間も準備しています。
でも、何か機会があれば・・・・・・という方のために、年に数回のイベントも行っています。
その一つ、前号でもご案内した、恒例の「黒瀬農舎の田圃公開と世界自然遺産・白神山地のブナの新緑を訪ねるツアー」は、今年は次のように行います。
すでに、横浜の方、静岡の方、東京の方など数組のご予約やお問い合わせを頂いていますが、ご参加ご希望の方は早めにお電話などでお知らせ下さい。
6月28日(土曜日) 田圃公開 夜 黒瀬農舎ロッヂで会食意見交換・宿泊(無料)
6月29日(日曜日) 白神山地訪問 東京21時頃着の新幹線こまち乗車可能時間に解散(大阪方面は、夜行寝台日本海で翌月曜日7時頃大阪帰着可能)
*航空機で東京へお帰りの場合ANA:21時15分羽田着(特割12、250円) JAS:21時10分 羽田着(特割1万2千円)もお得です。
*車でおいでの方は、秋田自動車道の森岳・琴丘インターを出て、左折直進15分で黒瀬農舎 です。
*時間の許す方は、28日泊だけでなく、前後日もゆっくりロッヂに逗留して、男鹿半島や角館武 家屋敷、田沢湖八幡平方面の湯治場訪問のベースキャンプとしてご活用下さい。
投稿者 kurose : :2003年05月01日








