お米のムシ・カビ対策と美味しい保存
お米にムシが出た! 。さー大変。
お米にムシやカビが発生することがあります。夏の暑い時に多いですが、条件によっては冬でも起こります。
また、我が農舎のお米は栽培期間中も保管精米段階でも、一切の農薬など化学物質を使っておりませんので、
虫やカビの発生はどうしても多くなります。
どうぞこの点のご理解をお願い致します。
このコーナーでは、お米のムシやカビ対策と美味しい保存の工夫などを説明させて頂きます。
お米に付く虫には2つの種類があります。
一つは「コクゾウムシ」という名前で、下の写真のようなゴマ粒ほどの小さい虫です。よく見ると、象のような鼻が出ています。だから「穀・
象・虫」なのです。
この虫は、米に穴を開けて米粒の中のデンプンを食べます。

もう一つは「コクガ」という名前のムシです。幼虫の時の形は、最初は3から5ミリ程度の白いうじ虫状、日が経つとだんだん大きくなり、
色も褐色を帯びてきて2センチ程度に成長し、最後は白い蝶(蛾=ガ)になり台所を飛びます。
これは、幼虫の時に、米粒を食べ、蚕や蜘蛛のように体から白い糸を出して、米粒をいくつも糸で連ねますが、
成虫になった蛾はお米に害を及ぼしません。
ムシは汚い!。毒だ!・・・などと思わないで下さい。
この2つの虫ともに、毒性などはありません。でも、あまり多くなると、お米を食べられたり虫の糞臭いがお米に移り、
ご飯の風味がなくなるという問題があります。
これらの虫は、保管温度が高くなると発生して、特に湿度が高く、温度が27℃以上になると発生が急に増えます。
従って、防止策は、温度の高いところでの長い期間の保管を避けることに尽きますが、それ以外で注意することは、
米びつにお米をつぎ足すことは避けることです。
米びつ保管は考え物です。
米びつを使う場合は、前のお米が空になれば、夏場は必ず掃除して、 出来れば洗って、日光消毒してから、
新しいお米を補給したいものです。ですから、ライスマスターなどの名前の、 構造が複雑な、 計量器付きなどの米びつは、
洗うことも出来ませんから、虫の発生源になりやすいです。
また、シンプルな米びつであったとしても、虫などを防ぐためには、お米は、届いたポリやビニールの袋のまま使う方が、
自堕落な性格のように人に誤解される恐れもありますが、虫を防ぐと共に、お米の乾燥を防ぎ味の保持には適しているといえます。
数年前までは、薬品漬けのお米だった。
かっては日本中で流通していたお米は、虫やカビを防止するために保管中に薬剤消毒が何度も行われていました。驚くなかれ、
政府の米の保管基準に農薬などでの消毒が義務付けられていたのです。
また、精米の時には、複雑な精米装置の中をお米が移動しますから、その工程で、お米に虫が混入することがあります。これを避けるために、
精米機や装置の消毒も行われていました。
このようにすると、虫やカビは防げて、見た目は綺麗清潔ですが、農薬などの毒がお米を通して人間の身体に入ってくるのは当たり前です。
危険な食べ物=カビない。ムシがつかない。
腐らない。
ムシの付くお米 =「本物の食べ物」これぞ正しく 安心の印
お米は、本来は生ものであり食べ物なのですから、虫やカビが出ることが、添加物などの汚染のない安全なことの証明とも言えるのです。
かっては、多くの消費者の方は、薬品などで消毒され、虫などが絶対でないお米が、清潔で安全で良いお米だと誤解していました。
これは、薬品や農薬の急性毒性だけを問題にして、農薬などを口に入れても、直ぐに中毒にならなければ、
その農薬は低毒性で安全であるという程度の知識だったからです。
しかし、最近は、急性毒性だけでなく、慢性毒性や遺伝毒性或いは複合汚染、発がん性などが、
急性毒性以上に人間の健康に悪影響を及ぼすことを、ほとんどの人が知るようになりました。
このために現在では、お米は全国的に、15℃に保つ装置のある低温倉庫に保管されるようになり、保管中の消毒薬品の危険の心配は少なく、
安心できるようになりました。
(でも、精米工程では、いまだに密かに薬品消毒を行う一部の精米工場があるという話も聞きます。これは、虫が混入すると、
一部の消費者の方は、ヒステリックに騒ぐ。これを避けるためのようです。)
栽培期間中も化学物質を使わないお米は、ムシやカビに弱い。
我が農舎のように、保管中や精米工程では一切の薬品を使わないだけでなく、お米の栽培中も病害虫農薬を使わないお米は、
栽培期間中に農薬を使った一般のお米よりも、残念ですが、虫やカビの発生頻度は更に多くなる傾向があります。
このため、個人の消費者の方に直送するお米は、真空パックにして、酸素を遮断することで、虫やカビの発生を防いでいます。(団体の場合は、
荷物の積み替えなどの時に、真空包装が破れるなど、空気漏れが起こる頻度が高いので、従来の包装です。)
でもこの真空包装も、完全無欠の対策ではありません。
真空袋に空気モレがあったり、開封した後は、効果はありません。また、若し虫が袋詰めの段階で入った場合は、
虫は酸素が不足すると冬眠状態になる生理習性がありますので、その虫は死ぬのではなくて、お米を食害したり、
大きく成長することがないだけの効果です。真空袋を開封すると、活動を再開します。
ムシが出たらどうするか。
次に、虫を見つけた場合の対策ですが、ムシも生物です。お米のムシは噛み付きません。毒も悪臭もありません。
ハエなどのように、汚物の病原菌を食べ物に移動させることもありません。 また、人が食べるお米ばかり食べているのですから、さわっても、
また、ご飯に混ざって食べてしまったとしても無害です。とは、言っても気分は好くないのも現実です。ムシは優しく取り除いて下さい。
虫の取り除き方は、コクゾウムシの場合は、小さいので、一匹づつ摘むことは無理です。新聞紙の上に、2から3kgのお米を広げ、
1から2時間放置すると、コクゾウムシは、自分から進んで新聞紙の外へ退散します。
途中で、時々お米をかき回すと、さらに効果的です。この作業を行う時に、お米を直射日光にあてないようにしてください。
直射日光にお米を晒すとお米が割れて、炊くとベタベタした糊のようなご飯になります。
一方、コクガの取り除き方は、この幼虫は、ほとんど動きませんから、手や割り箸で虫や、
虫が蜘蛛の巣状に繋いだお米をつまんで取り出してください。 また、洗米の時に、ムシがいれば、水に浮きます。
浮いたムシを取り除いてください。
その後の対策=生ものは、早めに食べること。
ムシを取り除いたお米は、早めに食べることや、冷蔵庫の野菜室に、次に説明するペットボトルやタッパ、または、
お米の袋の口を輪ゴムなどで閉めて保管下さい。この場合に、口を閉める理由は、冷蔵庫でお米が乾燥して不味くなるのを防止するためです。また、使うときに冷蔵庫から出した場合は、
使ったら速やかに冷蔵庫に戻すことが大事です。
この理由は、冷蔵庫内で冷えたお米を、温度の高い台所に長時間放置すると、お米に露が付いて、お米をカビさせる原因になるからです。
このように冷蔵庫保管すると、ムシ、カビの防止になるだけでなく、長期間美味しく食べられます。
でも、やっぱりお米は生ものですので、夏場は多く取り寄せないで、運賃はかかっても1ヶ月以上の保管はできるだけ避けてください。
いずれにしましても、虫には、毒があったり、大きな害を出すものではありませんので、そんなにあわてずに、上に書いた点を参考に、
多発を避ける工夫をお願い致します。
お米は生もの・新鮮な米が一番。 真空パックも過信は禁物
特に夏場のお米は、
放置するとムシやカビが出たり、これらが出なくとも温度の低い冬よりも早く味が落ちていきます。
普通包装ですとご家庭での保管は、冬場で2ケ月。春以降気温が上がると1ケ月が目安です。
真空包装されていて、空気モレを起こしていなければ(この点は、肝心なこと。もし、
輸送中に空気漏れして届いたら、その袋から先に食べること。保管中の袋は空気モレしていないか、時々確認下さい。)
温度が25℃以下の場合なら1年程度大丈夫ですが、過信は禁物。温度が高くなると、ムシやカビは防げても、
お米は生きていますから袋の中にエチレンガスをため、開封すると甘い蒸せた臭いが出ます。
この臭いは、炊飯すれば飛びますので、ご飯に臭いが残ることはありませんが、このようになると、搗きたてから比べると、
矢張り味は落ちます。
特に30℃を超えると、極端に味が落ちますので、涼しい所での保管が理想です。
一人暮らしなど小食の方は、 2Kgの小分け袋のご利用を・・・・・ コ コ をご覧下さい。
でも 「涼しいしい所で保管」と言ってもそうそう適当な場所がある訳でなし。その上、 元々真空包装でなく普通包装の袋を手に入れた場合や、真空袋だが輸送中や保管中に空気漏れした場合、或いは、 黒瀬農舎のお米の販売単位は1袋5Kgが原則。5Kgを 食べるのに1ケ月以上も必要・・・・・など早く食べ切れない場合は、 冷蔵庫の野菜室で、 次のようにしてペットボトルに移して保管すると便利です。
黒瀬農舎オリジナルペットボトル保管の裏技(ウラワザ) 写真を見ながらどうぞ。
1、2リットル入りの、 ミネラルウオーターを最初は2本買い求めます。
2、中味のお水は、美味しいご飯にするように炊飯時に使い、空にして下さい。
3、写真のように、1本のボトルは、口から3分の1位の所を、カッ タ ーナイフで胴切りして下さい。(これはジョウゴに使う。)
(一般に市販されているジョーゴは細くてお米が通りにくい。)
4、日曜大工店などで、散水用の少し太めのビニールホース(内径25ミリ)を、ほんの少し(3センチ)手に入れる。
(ご希望の方には、連絡下されば、ご注文のお米と一緒に、送りますよ。)
5、 上記の3、で切断した、
お米を入れる時のジョウゴ用のボトルの口に、ビニールホースをねじ込む。
6、次に、お米を入れようとする新しい空きボトルの口に、上記5、のジョウゴ用のボトルに付けたビニールホースの反対側をねじ込みます。
(写真をご覧下さい。)
7、このように2つのボトルを繋げて、胴切りしたボトルをジョウゴに利用して、お米をボトルに詰めます。最後に、
購入時に付いて来たボトルの栓を閉め、冷蔵庫の野菜室で保管。
8、5Kg袋のお米は、
2リットルのボトルに入れると、約3本分です。2本のボトルに入れ、残ったお米は袋のままでも、先に早く使うお米にすればいいでしょう。
9、
先にも書きましたが、ボトルのお米を冷蔵庫から出して使う時は、直ぐ冷蔵庫に戻し、
ボトルに露が出ないようにすることが肝要。こうすればお米は一年経っても美味しい。
10、この保管方法は、
黒瀬農舎で販売している古代米やもち米など、直ぐに使い切らないお米にもおススメの方法です。
☆でも、 お届けから、2から3週間以内に、大量にムシが出て処置できない場合や、カビるなど味落ちした場合は、 遠慮なくメールや電話でご連絡下さい。代品をお送り致します。(お届けから長期間経過した場合の交換はどうぞお許し下さい。)
☆ペットボトルを胴切りして作ったジョウゴの切り口で、手を切る恐れがあります。ご注意下さい。(念のために、 切り口をセロテープなどで包むように貼るなどの工夫すと良いでしょう。)
☆高齢の方など、ペットボトルのジョウゴの切断など細工の出来ない方は、 こちらで作って、ご注文のお米と一緒にプレゼントします。遠慮なくお申し付け下さい。(また、 ボトル用の市販品のジョウゴもあります。在庫分のある間は、(300円で)お分けします。)
投稿者 kurose : :2005年07月12日









