H18年3月号(食品の裏側)
ナマハゲ祭り・地吹雪ツアー・熊鍋
冬のイベントも終わり、
種まきの準備が始まります。
黒瀬農舎・冬のイベント、今年は、2月12日に行いました。
前日まで強い寒波が訪れ、飛行機に欠航便が出たり、新幹線も雪崩で2日間、全面ストップでした。
このような中、苦労して参加頂いた皆さんには、地吹雪体験や、タイマツを掲げて雪に覆われた深
山から神社に降りてくるナマハゲの神秘的な姿に感動・・・・など、秋田の冬を堪能して頂きました。
祭りの後は、ロッヂで、仲間の阿部さんが造ってくれた「古代米のドブロク」年末に友人が仕留め
た月の輪熊の「熊鍋」、別の友人が北海道で獲ってきた「エゾシカのステーキ」というスローフード
で深夜まで賑やかに愉しみました。
☆ナマハゲ祭りの写真
は、コ コ をご覧下さるともっと貼っています。
今年の冬は、秋田は久しぶりの大雪でしたが、2月も下旬に入ると、春のような暖かい日があった
り、雨が降ったりで、深かった雪もだいぶ消えてきました。
でも、除雪していない田圃の道路は、まだ通行不能ですが(今日26日現在)、雪が消えてきた水
辺などには、白鳥や雁などが一杯帰ってきて、春の近づきを感じます。
我が農舎では、もう数週間経てば、今年の種蒔きの準備作業をスタートする予定です。
ところで、冬の間、幾つか読んだ本の中で、皆さんにお奨めしたい一つを紹介します。
著者は、理学部化学課卒・商社で、食品添加物の販売に長年携わり、1500種類上ある添加物の
危険性や使用基準が全部頭にあるなど、取引先から「歩く添加物辞典」「添加物の神様」と呼ばれて
いたという添加物の実務者。他の告発型の本と一味違った、実に楽しく読める本です。
著者、曰く・・・・・ある日、妻がスーパーで買ってきたミートボールを子供達が、美味しそうに
食べるのを見て、自分の罪の深さに愕然・直ぐに退社。
裏面でも紹介しますが、例えば、コンビニのハムサンド1個食べれば、一度に20種類の添加物が
胃に入る。これを読むと、惣菜売り場のパックサラダやカット野菜は、健康のためなら食べない方が
よい。・・・・と感じます。 ☆ワカサギ釣りの写真は「オマケ」です。
3月5日。 ・・・もう氷が溶けて、湖が顔を出しました。

みんな大好きな・・・
食品添加物
「食品の裏側」 安部 司 著 1,
400円 (東洋経済新報社)
先月、書評を見て、取り寄せようとアマゾンへ。出版されて2ヶ月目「売り切れ」の表示に驚き、
マーケットプライスの古本を見ると「2900円」。定価より高いことに2度目の驚き。・・・・・
・・そんなに好評なら、・・・・・とクロネコブックで探せば運良く「在庫あり」。早速注文。
(現在は、増刷され、いつでもどこでも手に入ります。)
では、
私のヘタな書評・解説よりも、この本の数ヶ所を、そのまま抜書きして紹介します。
どう食品がつくられているか誰も知らない
・ ・・・・ほとんどの人は、
自分が食べている「食品」がどのように作られているか知りません。
普段、コーヒーに入れているミルクが、水とサラダ油と添加物だけでできていることを知らない。
・・・・・「身体のため」と買って食べているパックサラダが
「殺菌剤のプール」で何度も何度も消
毒されているのを知らない。・・・・・ミートボールが、大量の添加物を使って再生された廃棄寸前
のクズ肉だとは想像もしない。・・・・・「一流メーカーが作っているから大丈夫」「大手スーパー
が売っているから、変なものであるはずがない」そう無邪気に信じて食べているのです。
「食品添加物の神様」
と呼ばれて
・・・・・
あるメーカーがこんなことで泣きついてきたことがあります。
「中国から安いレンコンを大量に仕入れたのですが、見た目が真っ黒でどうにもなりません。
何とか
ならないでしょうか?」
・・・・・「漂白して、
真空パックにして売ればいいですよ。」そう勧めて「漂白剤」を納入し、
その使い方や真空パックの滅菌法、変色防止の添加物などを教えました。・・・・
「俺のところのハムは食べるなよ」 ー自分の工場で作った物を食べない人たち
・・・・・ある工場の工場長Aさんは、いつも「俺のところの特売用ハムはだめ。
とても食べら
れたものじゃない」と言っていました。
漬物工場の経営者Bさんもよく「
『価格破壊の商品』とはいえ、うちの漬物は買うなよ」と言って
いました。塩漬けされた輸入品の黒ずんだ野菜、それを漂白した挙げ句、合成着色料で色を付けてご
まかしているからです。
先ほど紹介したレンコン会社の社長Cさんも「あのレンコンは自分は食べない」と言っていました。
それも当然です。あの真っ黒な「廃材」
みたいなレンコンが一瞬のうちに真っ白になる過程を見れば
まともな神経を持つ人間ならとても口にできないでしょう。・・・・・
消 費 者 は 被 害 者 か
・・
・・・「添加物は完全に悪か」というとそうではありません。・・・・・・添加物を使ってコ
ストを下げれば、製造メーカーの利益は上がります。・・・・・売る側のスーパーだって「恩恵」を
受けています。・・・・・消費者だって、それは同じ。見た目がキレイで、おいしくて、便利な物が
安く買える。しかも一度買った物は、なかなか腐らない。
忙しいときは、本来なら2時間かけて作る食事を5分で済ますことができる。それは、紛れもなく
食品添加物のお陰です。
・・・・・安くて便利ならと、
なんの問題意識も持たず食品を買う消費者の側にも責任はあるので
す。消費者が少しでも「安い物」「便利な物」「見掛けがきれいな物」を求めるからこそ、作り手は
それに応じるしかないという現実があるのです。
製造業者、販売者、消費者ーこの三者は、立場は違っているけれども、実はみんな添加物を容認し
支持しているのです。
投稿者 kurose : :2006年03月09日









