H19年9月号(草との闘い)

「あきたこまち」 仕上げの時期になりました。

 今年は全国的に残暑厳しいようです。お見舞い申し上げます。
 ところで、今年の秋田の天候を振り返ると、前年の豪雪が転じてこの冬は、正月が明けても雪が全くない異常な暖冬でした。
 我が農舎では、余りの暖かさで、4月から取りかかる予定だったガレージ工事を1月中旬に、 恐る恐る始めました。
 積雪ゼロの上、普段なら道路はスケートリンク並にツルツルの時期に、凍結防止の手当もせずにコンクリートが打てるという暖かさで、 工事は快調に終えられました。
 このように暖冬は工事には嬉しいでしたが、百姓の性(サガ)でしょうか、「この様子では今年の米作りは「冷夏・冷害」間違いない。」と、 夏を心配したものです。
下の写真の左は、冷夏を予想した、無農薬対策として、イモチ病予防のケイ酸散布試験作業。 右は提携米の栽培基準検査風景。
 9 珪酸
9 確認会


 
 でもこの予想は外れて、前半は低温気味だったももの7月下旬から灼熱の夏が訪 れ、秋田にも集中豪雨があちこちありましたが、 当地ではこの雨も、被害もなく、「あきたこまち」にとって嬉しい天候が今日(8月30日)までずっと続いています。
 ただ難を云えば、この好天も少々暑すぎたことで、大豊作とはいかないかも知れませんが、 これからの台風被害さえなければ平年を超える秋が迎えられそうです。

  前号でも報告しましたが、この好天のお陰で、農薬を使わない我が農舎の 「あきたこまち」はイネミズゾウムシの激発と、雑草9 草の大繁茂という、 喜べないプレゼントを戴きました
 イネミズゾウムシ激発と雑草大繁茂状況。

 

 

 

 

 第2回目の手取り除草は、 雑草の大発生で延べ300人余りのパートさんが頑張ってくれましたが、田圃の水を切る7月25日までに半分も終えることをできず、 田圃が乾くお盆明けまで草取りは休戦となりました。
 8月16日から日曜日以外毎日20人から30人のパートさんたちで3回目を再開。余りの雑草被害を気遣って全力で頑張って下さったお陰で、 予算は大幅にオーバーしたものの、何とか今年の草取りが終えられる目途がたちホッとしています。

雑草と共生したくとも、結局雑草との闘いです。

 穂が出てから行う3回目の手取り除草は、主にヒエだけを抜き取ります。
 抜き取ったヒエは、種が田圃に落ちて、来年芽を出さないように、田圃から道路に持ち出して処分します。
 下の写真の田圃は、2回目の手取り除草が時間切れででき9草取り3なかった部分ですから、山のようにヒエがある訳です。
 9 草取り1

 この程度のヒエがあると、 ベテランのパートさんでも、1日に30†巾の稲の条を5条分取るのが精一杯。
 パート代に加えて、送迎バスやおやつ経費を含めると三回目の草取りに限っても、1条30†巾(1条の長さは150†)のヒエ抜きだけで、 二千円以上の出費となります。
 でも、これを行わないと日当たりや風通しが悪くなり、稲に病気が出たり、稔りが悪くなるだけでなく、ヒエの種が落ち、 来年の無農薬栽培の時に、ヒエで手が付けられない田圃になるのです。
 我が家のように、 長年無農薬栽培を行っていると、年々雑草が増え、今年のパート人数は延べ五百人を超えたようです。
 このため、人力中心の雑草対策はそろそろ限界に近づいてきていると実感しています。
 来年は、飼養管理の手間や難しさなど欠点もありますが、鴨による除草も試みる必要がありそうかな、と思っています。

予 告

        馬場目川源流部の国有林にブナを植える集い 

 恒例のブナ植は、 今年も11月3日の文化の日に行います。
 毎年、消費者の皆さんからのカンパやご参加などのご支援のお陰で、もう15年・15回目を迎えました。
 最初に植えた植栽地では、6,7メートルに育ち、ブナの森の風情も感じられるようになって来ました。
 この間昨年植えたブナの下刈りに行ってきました。植えるときに結んだ赤いリボンは、 下刈りのとき雑草と間違えて刈り取らないためです
10 下刈り1 下刈り3
 

 

 

 

 

 ロッヂのホールも少し広くしました。今年も皆さんのご参加をお待ちしています。  ご参加頂ける方は、そろそろ列車や飛行機のお手配をお願いします。

        お歳暮や、お正月用の切り餅やリンゴの予約

 今年も予約限定でのご利用をお待ちしています。予約のご案内は10月20日頃までにお届けします。  予約〆切は10月末日ですので、ご協力をお願い致しまます。

 

投稿者 kurose : :2007年09月10日