H19年10月号通信(イネミズゾウムシとコナギ)

嬉しい収穫の秋

 異常気象続きの中の今年、全く雪がなかった冬・・・寒くて苗作りに気をもんだ4月・・・・冷夏の予想に反して酷暑が続いた夏。
 でもお陰様で10 稲刈り1、台風や、9月17日に秋田を襲った豪雨も稲刈り2、私たちの地域には被害なく、無事収穫の秋を迎えました。
   

 

 


 今までの通信でご紹介してきたように、我が農舎の場合は、イネミズゾウムシと雑草にひどく痛めつけられ、一時には「半作」 をも覚悟した時期もありました。
 でも、秋を迎えるにつれて、稲はそこ力を発揮し、「豊作」とは言えないまでも綺麗な黄金色の田圃に出来上がりました。
 これは、草取りのパートさんたちが、 イネミズゾウムシと草に負けそうになっている哀れな稲を、心をこめて手入れし、快復を祈ってくれたことや、 メールや手紙でお見舞いを下さった消費者の皆さんの声援が効いたのだろうと感謝しています。
 収穫量は、数日前に稲刈りを始めたばかりですので、まだ正確には判りませんが、春先の期待に比べ、1割余りの減収に止まりそうです。・・・ ・・この程度ですと「平年並み」という幸運です。

 今年は、写真に写っている次男坊が伴侶と共に、子供が生まれるのを機に帰農した初年目です。この記念すべき年は、 労力や気苦労は多かったものの、先ずは無事に嬉しい秋が迎えられました。米もまずまず、孫もスクスク。ありがとうございました。10 ともき
稲刈り3

 

 

 

 


 品質は、夏が暑過ぎたことが原因でしょうか、少し乳白色の粒がありますが、試食してみると例年以上に味は良いようです。 では新米をお届けしますので、どうぞ今年もご利用とご支援をお願い致します。

イネミズゾウムシと コナギ など

 一般栽培では、収穫量を増やすために化学肥料を多用します。
 そうすると、稲は栄養豊富になり、身体が弱り、病害虫に罹るため、農薬に頼ることになります。
 この逆もあります。・・・予め、予防農薬を多用しておくと、化学肥料を多用しても病害虫をある程度防ぎ、多収穫を得ることが可能です。
 このように、「収穫量を増やす」目的で、農薬の多用と栄養多用という連鎖(レンサ)が今の近代稲作です。
 有機栽培の極意は、この連鎖を断ち切るという発想の転換です。
 具体的には、比較的冷涼な私たちの地域では、 一般栽培に比べて目標収量を1†2割減らす栄養設計をすると、稲は肥満体にならず、一般的な病気や害虫に冒され難い健康体を保ちます。後は、 病害虫の生態をよく観察し、風土など自然の環境や、稲の生命力を上手に活かせば、病害虫農薬を使わなくても、何とかしのげるのです。
 ところが、病害虫農薬の投入目的とは根本的に異なる除草剤を使わない場合は、深水管理などでヒエの発生を抑えると、今度は深水を喜ぶ、 コナギなど広葉雑草が多発して、多大な労力を投入しても、草に負けることがあります。
 もう一つは、外来害虫対策です。在来昆虫には天敵がいますが、外来種には天敵がいないことが多く、激発を招くことがあります。今年、 我が田圃は、40年程前にアメリカからの輸入牧草に潜んで名古屋港に侵入したイネミズゾウムシ。 20年かけて秋田まで北上した英語を話すこの害虫によって大きな被害を受けたのです。

馬場目川源流部の国有林にブナを植える集い 

 恒例のブナ植は、今年も11月3日の文化の日に行います。
 カンパなどすでに沢山頂ありがとうございます。
 参加申込でロッヂ宿泊希望は、すでに10名程度のご予約を頂いていますが、オーバーした場合は、 近くの県の研修所に分宿の準備していますので、追加申込も歓迎です。
 ロッヂのホールも少し広くしました。今年も皆さんのご参加をお待ちしています。 
  前夜祭は黒瀬農舎のロッヂで11月2日夕刻より行います。

お餅やリンゴのご案内

稲刈りが終われば直ぐに案内の作成をしてお届けします。
遅くとも10月20日までには届くようにしますので、お申し込み締め切り(10月28日)にご協力お願いします。

投稿者 kurose : :2007年10月11日