通信H20年7月号(稲の生長と除草)

  草 取 り 没 頭

 雨が少なく、田圃がいつになく乾いた今年は、田圃を平らにするレベラー作業を優先した結果、田植えは5月31日までかかりました。
 この努力のかいがあって、我が家の田圃は見違えるようにキレイになり、田植え後の田圃を見に来る有機仲間や、草取り作業のパートさんたちに「息子さんが参加するとこんなにも違うのか」などど冷やかされています。
 確かに米作りに参加することになった次男・友基は、私の性格と異なり、ゆったりしている面があるので、丁寧な仕事をするには向いているようです。

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 田植えが終わると数日で雑草が芽を出してきます。除草剤を使わないお米作りはこの時期からずっと草対策に追われます。
 田植えをして数日すると、稲は新しい根を数ミリ出してきます。これよりも早く除草機を掛けると、苗が浮いてダメになるため、この時期まで待って直ぐに第一回目の除草機を掛けます。
 この時期は、その時の気温や水温によって数日のズレがありますが、これが3日も遅れると、我が農舎のように10†も除草剤を使わない米作りも、その上同じ田圃で10年以上も続けている場合は、その後の草取りのパートさんの投入人員が100人も200人も余分に必要になります。

 百姓仕事は「ゆったり」「のんびり」などのイメージがありますが、この表現は農業の基本的な姿としては当たっている面もありますが、こと有機栽培の雑草対策などでは「赤子が泣いても、放っておく」くらいの機敏で真剣な対応が必要なのです。
 上の写真は6月5日から始めた第一回目の除草機掛けですでに3回行いました。

 稲の生長と除草行程

 この通信に取り上げたいテーマはいっぱいありますが、この頃は、田圃作業に追われて少々疲れ気味。そこで今号は、通信用のスナップ写真を使って田圃の現況報告とします。
 先ず、左の写真。
 写真は上2枚は、第一回目の除草機作業で6月7日。
下は2枚は、3回目の除草機掛けで6月25日です。
この2つを、比べてご覧下さい。
 我が家の田圃は、化学肥料も一切使いませんので他の農家のようにイネは急激に生育しません。しかし、20日足らずの間にイネはこんなに生長するのです。

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 一方、雑草の生長はさらに凄いです。
 第一回目の除草機掛けの雑草の大きさは、芽を出した直後の2から3ミリ程度。
 この時期に除草機を掛けると、除草機で土が攪拌された部分にある、芽を出したばかりの雑草は8から9割は除去できます。しかし除草機が通過した直後からまた新しい雑草の種が発芽してきます。ですので、この時期は5日から7日おきに除草機作業を繰り返すという訳です。

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 また、稲の株元など除草機で土が攪拌できない部分(土壌表面の40%)が困りものです。
 この部分の雑草であっても、発芽直後の雑草の2†3割は、除草機が飛ばした泥によって死滅しますが、残った雑草は手で除去するしかなく、上の写真は2回目の除草機作業直後にパートさん延べ100名の応援で手取り除草した時のスナップです。
  (手取り除草は、秋までに4回ほど繰り返します。)

 下の写真は、田植え後25日目の稲の姿と、3回の除草機作業と1回目の手取り除草作業後に、取り残され成長したコナギなどが中心の雑草の様子です。(リックして拡大画像をご覧下さい。)
 このように取り残した雑草も日に日に大きくなり、一方で、7月半ばまでは次々に新しい雑草が発芽してきます。
 手を抜くと雑草が土面を覆い、また、雑草の丈も長くなって稲を飲み込み、稲の栄養を奪ったり、株元の風通しが悪くなって、稲を病気に導きます。

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 これら生えた雑草は、成長期には3日で2・3倍に成長し、また次々に芽も出ます。  
 雑草対策は、先ず、ていねいな代掻きや深水などで雑草の発生を出来るだけ抑えること。
 この行程で雑草発生を半分どころか、条件がよければ、雑草の種類にもよるが7・8割まで減らせることもあるので、このきめ細かい管理に精力を注ぎ込むことが大切です。
 次に、はやめ早目の草取りです。適期から3日遅れれば倍以上の労力が必要です。・・・・・昔から「草は見ずして、草を取れ」という諺があると聞きますが、無農薬で作物を育てると、この諺は、精神論ではなく、合理性の追求から出た言葉であることを実感します。

 2Kg小分け袋新調しました。

 お米の消費量の少ない方用に、今までから2Kgの小分け袋を準備していました。
 でも、今までの袋は、お菓子などの軽い物用を使っていたので、たまに袋が破れるなどのご迷惑をお掛けしていました。
 最近、学生さんや一人暮らしの忙しい方などのご利用が増えてきました。
 そこで、思い切って、専用袋を製作しました。
 次のような特徴があります。どうぞご活用下さい。
 
†真空に加えて、脱酸素剤封入していますので、5Kgの真空パック包装よりもより保存性が高いです。

†少々贅沢で悩みましたがチャック付きの袋にしました。
   夏場の暑い時期には、開封後はチャックを閉めて、冷蔵庫で保管下さると美味しさが保てます。
   でも、使うときに冷蔵庫から出すと、夏場はビール瓶を出した時に、ビンに水滴が付く原理と同じように、
   お米も結露して、放置すると、これがカビや味落ちの原因になります。
   冷蔵庫から出したときは、露が出ないうちに、直ぐに冷蔵庫に戻してください。

†綺麗な写真付きの袋ですので、進物にも最適です。ご利用下さい。

†2Kg小分け袋は、(特)区分のお米限定です。

投稿者 kurose : :2008年07月02日