美味しいご飯の炊き方

黒瀬農舎のあきたこまちを美味しく炊くコツを紹介します。

※あきたこまち以外でも参考になりますので、ぜひお読み下さい。

美味しいごはんの炊き方

1.洗米(米研ぎ)~吸水性を高めるためにしっかりと研ぐ~

昔のお米は、乾燥や貯蔵に問題があったり精米機の性能が悪かったりしたことで、カビたり、ヌカが酸化することでお米の臭いが悪くなることがあったため、よく研いでから炊飯していました。
今のお米はそのようなことはあまりありませんが、洗米には 「研ぐ」ことで、米粒に微細な傷がつき吸水性を高める効果があり、「あきたこまち」などの吸水性の低い品種では、研ぐことで吸水が促進され、漬け置く時間が短くてもふっくらご飯にするのに役立ちます。

特に、洗米後に水に漬け置かずに直ぐにご飯を炊く場合には、研ぐように洗ってください。 あまり強く研ぎすぎるとお米がひび割れたり、砕けたりしてしまいますので、お米同士が軽くこすれる程度でお願いします。
また、水が透明になるほど水を交換すると、かえってお米の旨みまでにがしてしまうので、2~3回程度水を交換して洗米するだけで構いません。

2.水漬けの時間 ~最低30分は水に漬けて~

様々な炊飯器での炊き比べなどもしています。
様々な炊飯器での炊き比べなどもしています。

「あきたこまち」は、特に吸水性の悪い品種ですので、30分以上水に浸けて下さい。

朝炊くご飯を、前の夜に洗米し水に漬けて一晩置いても大丈夫です。
暑い時に長時間浸漬すると風味が損なわれることがありますが、真夏の特別に暑い部屋なければ、神経質になる必要はありません。(気になるようでしたら冷蔵庫に入れても問題はありません。)

なお、洗米後に水を切って置いておく場合、お米が乾燥して割れることで腰の抜けたご飯になるのでご注意下さい。(特に水を切って置いておく必要はありません。)

3.水加減 ~水加減は少し「多め」で~

水加減は、柔らかいご飯が好きか、硬めにご飯が好きかの、個人的な好みに大きく左右されます。

ただ 、他の品種に比べて「あきたこまち」は、吸水性が悪く、硬めのご飯になる特徴を持っています。 ですので、はじめて「あきたこまち」を炊かれる場合は、水加減は通常より1~2割程度「多目」にお願いします。


「いつもよりパサパサする??」-いつもと違うお米かな?と思った時は-

我が農舎のお米をいつもと同じような水加減などで炊いた時に、粘りが無くパサついたご飯になり「いつもの原料とまったく違うお米が届いた。」と思うような時は、次のような原因です。

◎お届けしたお米の水分が低すぎる(お米が乾きすぎ)の場合
◎精米をするときの精白程度が低かった場合

これらの原因の場合には、水の量を増やすことでいつもと同じ美味しいご飯を食べることができます。(水分や精米程度が異なるだけで、品質が劣化しているわけではありません。)

「お米がパサついて不味い!」と感じた時は、炊飯器のメモリで0.5~1合分程度多めにする感じで思い切り水を増やし、試し炊きをお願いします。

水を増やして炊いてみてもパサついたり美味しくない場合は、お米自体が変質している可能性があります。
(保管中の水分過剰などで原料米が変質しているなどが考えられます。) その際は、お米を交換しますので、お手数ですがご連絡をお願いします。

但し、お届けしてからの保管状況によりお米が劣化してしまうこともあるため、交換は、お届けから2週間に限りお受けしています。お米の味などに問題があると感じた際はお早めにお知らせ下さい。