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13年5月/有機プール育苗

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H25年5月号(有機米作りのプール育苗) PDF版

孫も参加の種蒔き作業  013.04.26 撮影

孫も参加の種蒔き作業  013.04.26 撮影

今年も寒い春ですが、種蒔きを始めました。

今年は関西、関東では桜が早く咲いたようですね。その頃秋田も「例年より早い」との予想でした。 ところが、4月下旬に入っても季節外れの「暴風雪注意報」が出る日や、ミゾレが降ったり、朝の最低気温が0℃、日中の最高気温も10℃まで上がらない日など寒さが続きました。

この余りにも厳しい春の寒さで、付近の農家も、種蒔きを1週間ほど遅らせ、例年だと一番遅い我が家の種蒔きと同時期が最盛期になりました。 天候でぼやくことは、もう止めたいですが、無事に苗が育つかどうか気になる寒さが続いています。

今日(4月28日)やっと桜が、ほころんできました。しかし「桜花爛漫」の言葉通り、盛り上がるように咲くはずの桜は、花のボリュームが、例年の3割程度しかありません。また、遅れていた梅はいま満開ですが、これも例年の2,3割で、こんな貧弱な梅や桜を見るのは始めてだと誰もが驚いています。

この原因は、昨年の5月から6月の寒さと、7月下旬以降10月末まで続いた記録的な高温、雨不足の影響で「花芽」の成長が止まったことによるようです。

ところで、我が家では、種蒔きを4月22日と26日に例年通り2回に分けて行いました。 種蒔き作業は、パートの女性2名も応援に頼んでいますが、一番上の孫も幼稚園から帰って作業に参加するなど我が農舎の春の恒例行事となっています。

種を播いた苗箱は、少し大きめの家庭用石油温風機で室温を30℃前後に上げた倉庫の中に3日間積み上げ、芽を1センチ程度まで伸ばします。 その後は、一般栽培では畑状態のビニールハウスで育苗しますが、こうすると生育は早いですが、病気の発生が多く、農薬が必要になります。

我が農舎のように無農薬栽培の場合は、屋外でポリシートを敷き詰めた苗場に、浅く水を張って箱を並べ、この水の保温力と、苗床を水によって嫌気状態にして病原菌の発生を抑える「プール育苗」方式でゆっくり育てます。

 

有機米作りのプール育苗のコツ

この通信は、主としてお米をご利用下さる消費者の方に向けて編集していますが、HPを経て同業のお米の生産者の方もよく訪問下さっているようです。 私も有機のお米作りの技術など先進的な方の工夫を教わって来ました。そこで、お返しに我が農舎で長年培ったプール育苗のチョットしたコツを紹介します。

手作り施肥機

手作り施肥機

(有機肥料)
有機の肥料は、箱の一番下に施す。床土に混ぜたり、床土の上に撒くとカビや病気或いは肥料害が発生する。 ☆古い播種機を三千円でヤフオクで手に入れ、床土入れ機の動力からVベルトで連動させた手作り施肥機を使用。

パレットに積んだ苗箱

パレットに積んだ苗箱

(芽出し)
播種後の苗箱は、パレット(20段×8列=160枚)に載せ、発芽室で3日保温芽出し。 ☆発芽室(3間×7間、高さ3.6メートル)は、夏期はクーラーが効くように断熱吹き付けがあるお米の出荷作業部屋を利用。(この規模の室で一度に3000枚芽出し可能) ☆熱源は、これもヤフオクで1万円で入手した中古の石油温風FF。29℃にセットし3日間。 ☆FFは天井に近い位置(2.5メートル以上)に設置。 ☆FF前に天井から1メートル程度のカーテンを吊し暖気溜まりを作り、その暖気を床に置いた送風ファンに吸気ダクト(200mm程度のライト管)で吸わせるように配置。 ☆排気ダクト(ハウス暖房用のポリダクト)は床面の壁際に廻し、2メートル間隔程度で適宜穴を開けて、温風が床面から吹き付けるようにして室内温度の上下差が生まれないようにすると、上段の箱も下段の箱も発芽差がまったく出ない。

上部にFF温風機を置き、下の送風ファンで熱を室全体へ送る。

上部にFF温風機を置き、下の送風ファンで熱を室全体へ送る。

レーザを使ったハウスの均し作業

レーザを使ったハウスの均し作業

(苗床作りのコツ)
プール育苗で一番大事なことは、箱を並べる苗床の均平です。 ☆育苗中の気温が10℃以下が続くなどの寒い年は、水温が暖まらず、深水の箱の苗は、壊滅的な生育遅延を起こす。 ☆均平誤差は5mmを目標にして、実際にも1cm以内の差に納めることが大事。 ☆我が農舎では、トラクターのレザー光線器具を使いレベルをとる。

(苗箱並べ)
箱の下に0.05mmのポリを2枚重ね敷き、箱面ひたひた程度の水を張る。 箱の上の被覆は、ラブシート、その上にワリフを張る。

箱並べ。
箱並べ。

 

☆下敷きのポリは、数年間再利用可能。(被覆材は10年以上使用可能) ☆ワリフは、並べる箱の合計幅よりも左右20cm以上長い巾を準備し、ワリフの左右の余った部分は、箱の下に折り込む。これでラブシートもワリフも風で飛ぶことを完全に防げる。 ☆ラブシートは、苗が2葉程度になり完全に緑化すれば、早めに除去。ワリフは田植え1週間から10日前に除去。

 

黒瀬農舎田圃公開と白神ブナツアー日程
先月号でもご案内済みですが、先着順と致しますので、ご希望の方は早めにご連絡お願いします。

6月29日(土曜) 午前8時~午後4時  馬場目川源流部ブナ植栽地下刈り     又は(上記に参加されない方) 午後1時~午後4時  黒瀬農舎田圃見学

6月30日(日曜) 午前8時~午後4時  白神山地ブナツアー

☆前後日に宿泊されることも可能です。 ☆日程詳細は申込者に追ってお知らせします。 ☆30日は、飛行機又は新幹線最終便で東京に当日中に帰着できる日程調整可能です。

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