15年1月/迎春

迎春 この一年のご健康をお祈り致します。PDF版

1501tl01新年おめでとうございます。皆様ご家族お揃いで佳い新年をお迎え頂いたことと存じます。
我が家もお陰様で家族揃って元気に年を越すことが出来ました。

この冬は、全国的に寒さが来るのが1ヶ月早まっている感じがします。
当地の1月2月の厳寒期は、最低気温の方は、水戸など関東の一部とさほど変わらないマイナス5℃前後ですが、日中にも太陽が出ないために、最高気温が0℃を超えないという「真冬日」が続くことが多いです。

このため、冬前には、洗車機や潅水ポンプなどの残水を抜いたり、トラクターやコンバインなどのバッテリーは十分充電させ、放電しないようにターミナルを外すなど冬準備を行わないと、凍結して一冬でダメになります。

しかし、昨年末は、大雪前に暗渠工事を何とか終えたものの、冬の準備が整わないまま居住区域には除雪機が走り始め、除雪サービスのない15Km離れている田圃への往き来は出来なくなるという急な厳寒期への突入で大慌てでした。
その後、雪が緩んだ間隙を見据えて、チエーンや牽引ロープ、スコップを準備したトラックで何とか田圃に辿り着きかろうじて冬の準備を終えました。

自然相手の米作りは、いつも天候に振り回されますが、今年も家族一同美味しくって安心できる「あきたこまち」をお届けできるよう頑張りますので、皆様のご支援を宜しくお願いします。

御家の皆様のこの一年のご健康をお祈りして新年の挨拶と致します。

 

カモ君のボランティアなどのこと

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生後30日令のマガモ

昨年は、この時期に皆さんに「カモ君のお守り役のボランティアの募集」をお願いしました。
何組みかの方が応募下さって、種々のご都合などを打ち合わせた結果、長年大阪国税庁に勤務され退職して悠々自適の生活をなさっているOさんにお願いしました。

Oさんは、1ヶ月余り我がロッヂに滞在下さって、毎日早朝から15Kmくらい離れた我が農舎の田圃に通い、カモ君たちの脱走監視や愛情溢れる餌やりなどのお世話を頂きました。
お陰で、カモ君たちは、私よりもOさんになついて、草取りに精を出し、ほとんどの雑草を防ぎ、秋には、無農薬の美味しい「あきたこまち」を収穫させてくれました。

Oさんは、昨年お帰りになる時に「来年もカモ君のお守りを引き受ける。」とおっしゃって下さったので、今年はボランティア募集を行いませんが、万一Oさんのご都合が悪くなった場合は、追ってご案内しますのでご応募をお願いします。

また、再募集しない場合であっても、この期間に我がロッヂのご訪問は大歓迎です。都合のつく方は、カモ君へのエールを兼ねて是非お越し下さい。

 

暮れの総選挙・皆さんのご感想は・・・・・

師走の突然の総選挙は、安倍さんの思惑通りの結果となりました。

ところで、20年近く前に小選挙区比例代表並立制の選挙制度に変わってから、派閥運営に使われる金など政治資金の透明性は格段に改善されました。

この間に、一度は民主党に政権交代したもののあえなく崩壊、その後ほとんどの人が覚えられない程の小党の乱立が続き、二大政党制への移行は進まず、政権交代の受け皿が整う兆しはなかなか見えてきません。

また、自民党の派閥解消によって、総理総裁や党首の独断暴走を防ぐことが出来ない状況が長らく続いている中での総選挙でした。この度の総選挙の後の全国的な世論調査でも、「安倍政権の政策を評価」は10%程度で「野党に魅力がない」とした人が70%を超えました。

また、勝利したはずの安倍政権に「期待の方が大きい」は31%で、「不安の方が大きい」が52%というデーターが出ています。
私たちの地方、農村でも「野党の政策にはまったく期待できないが、とりあえず安倍政権の独走を止めねばならない。」という理由だけで民主党などに投票した人が近隣には沢山いらっしゃるのが現実です。

今月には民主党の代表選挙が行われますが、民主党の皆さんには、今回の選挙の獲得票の中の多くが、民主党政策支持票ではなくて、安倍政権への単なる批判票であるという大事なことを忘れないように願いたいものです。
また、自民党には「野党がだらしないから自民に入れた。安倍政策を評価した訳でない。」という票が多かったことを自覚して、総理総裁を怖がらず、堂々と自説を主張し、活発な党内議論ができる党運営を目指して欲しいものです。