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本日お会いした方に、『黒瀬さんのブログを見て感じたのですが「市場原理主義とは違う農業政策の考えをお持ちなんですか?」』と聞かれてしまいました。

今まで減反政策大賛成とか言った事はないと思うので、基本的に市場原理主義なんだけどなーと思ってるのですが、どこあたりでそう思ったのか聞けばよかった…。
もし再度ブログを見ておりましたら、どこあたりでそう思ったのか教えていただければ幸いです(笑)。

まぁ、一応補足しておくと、僕は、生産調整や価格維持政策が介在せず、市場原理に基づいた価格形成が行われ、自由に農業への参入や退場があっていいのではないかと思っています、基本的に
こうやって、自分の考えに自信がないから無意識に「基本的に」とか「一応」とか「ほぼ」などを入れているのが、誤解を生む原因なのかもしれませんね(^^;
さて、そんなことを言われたので、農業政策について少し書いておきます。

基本的に市場原理主義でいいと思っているのですが、ただ、そうは言っても何十年と保護主義的に続いてきた農業政策を、明日から急に市場原理主義でどうぞ、と言うのはあまりに混沌としてしまいそうですし、そこには経過的措置だったり、退場を支援するような政策があってもいいように思います。

また、正しい政策だったとは思えないけれど、いままでは、平場も中山間地も一緒くたに保護してみたり、農村コミュニティの維持といった社会政策に関わる部分までを農業政策として、それを一元的に考えてきたことにも無理があると思います。これは、分けて考えていくべきなんだろうと思います。

ただ、最近はよく、「戦える農業(効率的にできる農業)は規模拡大を目指して、それで攻めの農業にしましょう」みたいなことが言われるわけですが、中山間地や、農村コミュニティをどうするか、と言うことが置き去りになってしまってます。

これに対して、攻めの農業推進な方々は「それらの課題は別の枠組みで考えることにしましょう」と言うわけですが(そして僕もそう思うのですが)、残念ながらそれらの課題(中山間地や農村コミュニティ)をどうすればいいのか、と言う解を誰も提示しません。

一番やりやすい&わかりやすい『「攻めの農業」ができる部分』から手をつけたいのはわかりますが、ともすれば切り捨てられる側である中山間地や農村コミュニティの問題を先延ばしにせず、そこはそこでしっかりと方向性を示してから、続いて『「攻めの農業」ができる部分』を一気に進めていく、のが正しい姿なのではないかと思います。

かといって僕は、別に中山間地や農村コミュニティに対しての積極支援を期待しているわけではありません。(なので市場原理主義だと思ってます)
極端な話をすれば、「中山間地やコミュニティの維持といった問題は、人口も減少しているし国の予算もないからすべて諦めます!」と言う結論でも仕方ないと思ってます。しかし、そうであったとしても、まずは重い課題を先に片付ける(結論を出す)ことが重要です。

先に「何とか自立できそうな農業」部分に手をつけると、結局、元々の中山間地や農村コミュニティもすべて一緒くたの政策に入れた形の中途半端な政策が仕上がってしまうのではないかと危惧しています。


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