後継者問題セミナー

140614昨日は、秋田市内で行われた大日本農会秋田支部による「後継者問題セミナー」を聞きに行ってきました。

「おやじおふくろが語る後継者問題」ってことで、参加者もおやじおふくろ世代だけだったら…、と思ったら、後継者自体はあまり多くないけど行政機関などの参加者も多くて、今までのこの会のセミナーより参加者多い感じでした。(いつも多いんですけど)

土地利用型の稲作農家が多い秋田では、新規参入よりは後継者による新規就農が重要になるんでしょうね。

 

事例報告では、稲作(集落営農→農事組合法人)、複合経営の個人農家、養鶏農家、農家レストラン経営、という4人の方がお話されました。

養鶏農家は、どんどん大規模化し装置産業化している状況で、今回お話していた農家さんも従業員60名規模と言う状況ですので、農家というより中小企業経営といった感じでした。
(養鶏農家でも10万羽以上を飼ってる大規模なところはどこも後継者がいる、と言うお話で、しっかりと利益が出せていれば後継者も自ずと継いでくれるのではないか、と言うお話をしていました。)

皆さん、どのように後継者に継がせたか、という点では、息子に直接・間接的にプレッシャーをかけつつ、という事で、具体的にこれをすれば継いでくれた、ということではないようですが、まぁ、これは我が家も含めて同じような感じなんでしょうね(笑)

あとは、楽しそうに?仕事をしている姿を見せていたのが良かったかもしれない、と言う話は確かに一理あるのかもしれません。

 

ところで、農家は長男(長子)相続が一般的かと思っていたら、鹿児島などは末子相続なんだそうですね。
鹿児島あたりの農家は貧しいので(昔は)、働けるようになったら外に出て稼いで、最後に残った末子が家を継ぐんだそうです。そもそも小作農家の多い戦前は、農家が家を継ぐと言う考え方はなかっただろう、と言う話も出ていました。

すぐに直接役立つ話ではないけれど…と思いつつも参加してみましたが、色々と参考になる話、勉強になることは多々あり、素敵なセミナーを聞かせていただけました。

日記・雑記の最新記事8件