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「農家産直(消費者への小売)は儲かるよね」、「産直は中抜きだから安くできるよね」
これまで散々こんなこと言われてますが、これについて少し書いてみたいと思います。


農家産直(消費者への小売)は、確かに営業(顧客開拓)をせずにに売るなら儲かります。
また、良心的な農家なら、そこで儲かる分を安くしてあげて消費者もオトクに感じれると思います。

でも、それは、いつもJAや市場に出しているけど友達が少し欲しいと言ってるからなど、営業努力をせずに「簡単に売れる範囲」に売る場合だけです。

産直だけで生計を立てようと思うと、新たなお客さんを見つけてくる必要があります。
毎月5,000円の米を買ってくれるお客さんだと1年で6万円。100人のお客さんが確実に毎月買ってくれて、ようやく売上600万です。(利益ではありません)。そのお客さんを探すためには、ホームページを作ったり、ネット広告を出したり、新聞折込を入れたり、友達紹介キャンペーンをやったり、サンプルを配ったり…。
そこにはたくさんの手間とコストがかかります。

最近はあからさまな広告はあまり好まれないので、イベントをやったり、ブログを更新したりすることなどもあると思いますが、それも含めて広告宣伝費として同じく手間とコストがかかります。

そういった費用は、大手メーカーが大量の広告を出して何億円の広告費をかけるより総額は当然少ないですが、売上や粗利に対する割合で行けば、小規模で高コストになってしまう分、割高になってしまうこともあります。

また、運賃、包装資材、受注・出荷システムコスト、手間賃なども、既存の大口流通と比べると、農家がやると規模が小さいので割高になる傾向があります。
(ただ、個人的には、資材や物流などが高くなること以上に、新しいお客さんを探すことのハードルの高さの方が産直をやる上で大きなネックだと思っています)

産直で中抜きをするということは、途中の流通業者が卸は卸、小売は小売として専門分野での経験と物量で効率的に行って流通や集客・販売などをコストを下げてやってきたことを、非専門の慣れない農家が(結果的に高コストで)やることを意味します。
そこを安くできているとすれば、農家の手間賃を安く見積もっているからだと思います。

ですので、個人的には、産直だから中抜きして安くできる(もしくは利益が増える)と言う話ではじめた産直は長く続かないと思います。

産直でメリットが出せるのは、中抜きして価格が下げられる部分ではなく、流通を中抜きしたことで農家と消費者が直接つながることであって(但しそれをメリットだと感じてもらえる消費者限定ですが)、その直接つながるメリットを感じてもらえる人を見つけること、そしてその関係性を大切にすることが重要だと思います。

※直接つながる以外でも、味など付加価値としてのメリットを提供できないといけないと思います。


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