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先日、秋田市内で行われた北海道大学名誉教授の太田原先生の講演を聞く機会がありました。
その中で特に興味深かった部分を備忘録としてまとめました。
※講演以外に質疑応答の中での話、懇親会で聞いた内容なども含めて個人的に興味を持った部分だけを適当にまとめてみました。講演の要旨ではありません。

1.北海道のイネの品種改良の流れ
減反政策により国による北海道に適した品種改良が行われなくなった(厳密には多収のエサ米開発などにシフト)。
そのため、道立農業試験場が中心となり品種改良が行われ、種子島や石垣島で試験栽培を行うことで開発期間の短縮に努めた。
また、道の予算では研究費が不足したため、農家が1俵200円換算のカンパでこれらのプロジェクトを支えた。なお、実際には各農家がカンパしたのではなく、農協(中央会)が1俵200円換算で予算を拠出したようだが、反対意見が多くはなく、それほどまでに北海道の稲作農家が切羽詰まっている状況だったと言える。
2.北海道の品種展開・栽培状況
品種改良と共に「マズい米」から「安いわりにうまい米」、そして特Aを取ったゆめぴりかの誕生で「ウマい米」となった。
しかし、北海道では、ゆめぴりか以外にも様々な米が栽培されており、それが結果的に業務用から高級米まで幅広いラインナップを提供できる強みとなっている。
なお、ゆめぴりかが登場するまでは、品種による価格差がなかった(価格差を意図的につけなかった?)。
そのために、単価の高い米に生産が偏ることがなく、北海道内で適地適作で各品種を作ることができたので、(不適地で栽培して食味を落とすことがなく)それぞれの品種特性を最大限に発揮することができ、また一部の品種に偏重することもなかった。

なかなか興味深い内容で、特に育種やあきたこまち偏重の秋田の稲作などを見ていると、参考にできないかと思うことも多々あります。
ただ、現実的には、最下層から徐々に良い品種が出てきて最後にエースが誕生した北海道(それにより結果的に幅広いラインナップとなった)と、「あきたこまち」というエースがすでにあり、そこから幅を広げられない秋田では、良くも悪くも育種に対する考え方、そして新品種に対する農家の考えがまったく違うんでしょうね。


他にも、北海道は人口550万人なので、道が500万人規模で成り立っている国の視察を行ったことなど(その結果一次産業の重要性が見受けられた)、興味深い話は多々ありました。


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