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今年見学した「さんぶ野菜ネットワーク」は、50軒以上の農家で組織され、生協などへの大量ロットでの販売が可能な有機農業です。

一方、去年見学をした埼玉県小川町の金子さんのやり方、もしくは昔からの有機農業の理念(の一つ)は、産消提携やCSA(農家と消費者が直接つながる販売方法)でした。


昨年訪れた埼玉小川町の金子さんの野菜セットや、金子さんが作った農産物を加工した日本酒や醤油など。

これはとても素晴らしく、理想的な姿ではあるけど、現代の大量流通の時代に、ニッチな産消提携のみが有機農業の姿と言い続けては有機農業の普及拡大は見込めないという考えもあります。

今回の意見交換の中でも、産消提携も重要だが、産消提携と共に、生協やスーパーと言った大規模な有機農産物流通という両輪が育っていかなければ有機農業が普及しない、という意見が出ていました。それはもっともだと思います。

今回の参加者でも、昔から有機農業運動に関わってきた方々を含め、大部分の方は上記の大規模流通の方向に理解があるように思います。

しかし一部には、まだまだ有機農業=産消提携でなければならない、崇高な理念でなければならない、的な考え方も残っているように思いました。

例えば一つの例ですが、
「土付きの野菜(人参・大根など)を洗わなければ消費者が受け入れないと言うが(※そんな話が話題に出た)、そのような手間をすべて生産者に負わせるのではなく、消費者に理解を得られるようにすべきではないか」と言う意見が出ました。※意見を出したのは生産者ではありません。

確かに、「消費者に農業を理解してもらう」と言うのは大切なことだと思うし、理解してもらえる努力を続けていかなければいけないと思うんですけど、
有機農業を広げる、農産物を食べてもらうって意味では、大量流通含めた様々な(有機)農業が成り立っていかないといけないんじゃないかと思います。

様々な中で、自分がやりたい、自分が食べたい有機農業/農産物を選べばいいだけじゃないですかね。
(もっと言えば、有機に限らず、慣行、減農薬、自然栽培など、様々な農業の形があり、それぞれが自由にやって、好きなの選べばいいと思うんですけどね)


ちなみに、生協や有機食材宅配会社も参加していて、「土付き」に対する流通現場の意見を聞くことができましたが、

■消費者に理解をしてもらうと言っても、住環境(マンションなど)においては物理的に土付きでは難しい点もある。

一方的に負担を増やしていると言うが、洗った場合は、それに見合った単価で買い取りをしている。また、土付きでは100個しか売れないが、洗ったものも用意することで150個売れるとするなら、(手間がかかっても)生産者のためにも洗うこともよいことではないのか?

すべての消費者に理解を得るのは難しいかもしれないが、農業の体験交流事業などを通じて農家側の考えや立場を理解する活動は続けたい

などの意見が出ていました。
(それ以外にも、「魚なんて一匹丸ごとどころか切り身すら売れなくなって、味付けをした半加工品であれば売れるようになったと思ったら今はそれすら売れず、現在は調理済みで温めるだけの加工品しか売れない世の中なんですよ」と言う、土付き云々なんて議論にもならん的な意見もありましたケド(笑))
※どこの生協/団体がそんなこと言ったかって話で気になるでしょうけど、複数の流通が参加していたので、上の意見は1社の意見ではありません(笑)


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