「コウノトリ米海を渡る」講演会

先日、村の輸出促進協議会の主催で兵庫県豊岡市の職員に来ていただいての講演会があり、参加させて頂き、コウノトリ米の海外販売のお話を聞く機会がありました。

大潟村も農産物の輸出に力を入れており、また大潟村にも野鳥がたくさんいるので、そういった自然の豊かさを活かしたお米の海外販売(海外に問わず?)をしたい、と言う考えがあるようでした。

講演の内容はとても面白かったです。

ですが…日本の野生コウノトリが一旦絶滅して再度復活させるべく地域の中で長年取り組みを行ってきた豊岡と、野鳥への村民の関心は薄く、でも野鳥がいるから米の販促に使えないかな…と言う程度の大潟村では、同じ野鳥をフックにしたお米の販売促進でも、やはり重みが全然違いますよ。

「販促のために野鳥を使おう!」がきっかけでもいいけど、もっと地域や農家全体で野鳥に対する理解を深めていかないと、販促のために表面取り繕っただけではすぐに売れなくなると思います。(野鳥に限らず)

5年程前にに、NHKのダーウィンが来たで大潟村に生息する猛禽類の「チュウヒ」が取り上げられて早速「チュウヒ米」とか作られました。でも、チュウヒと鷹とトンビと違いがわからない農家もたくさんいるんじゃないかな…と思ってるうちに「チュウヒ米」は早々になくなりましたけど、そういうことだと思います。

もし本気でやるんであれば、これがきっかけに野鳥だとか村の環境(保護)に対する理解と活動が深まるような取り組みも一緒にしていってもらえると嬉しいと思います。

日記・雑記の最新記事8件