TPP講演会

あけましておめでとうございます(遅)。
さて、昨日は、地元農協でTPPに関する講演会が開かれました。
講師は、山下 一仁氏(キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹)。TPP賛成派(推進派)の方です。
TPP推進論については、非常にわかりやすい説明でした。
農業分野へのメリットの説明では、単純に「TPPで関税がなくなれば日本の農産物が輸出できるよ!!」という単純な話ではない視点での話も聞くことができ、ナルホドと思えることも多かったです。
(もちろん納得できない部分もありましたが)
ただ、今回TPP推進の説明を聞いて、あらためて、TPPに限った話ではないですが、経済的なメリットだけを考えていいんだろか、ということを考えました。
かといって、遺伝子組み換えだとか食の安全性だとかを重視しなければ、と言うわけでもありません。
(それはそれで重要ですが)

TPPに限らない話ですが、人間の価値観において、経済的(金銭的)な大小だけが重視されていいのか、ブータンではないけれど幸福度みたいな尺度も何かしら必要ではないのか、なんてちょっと哲学的?なことを考えたわけです。
幸福度なんて言いながらブータンの王妃がエルメスのバーキン持ってるあたり、やっぱり幸福度の一つの尺度として「お金」と言うものが重要な意味を持つのでしょうが(笑)

最近のアメリカで「1%の富裕層と99%の貧困層」と言われる貧富の差がもとでのウォール街のデモなどを見て、そもそも経済的価値を中心とした資本主義自体の限界、ゆがみを感じる中で、ふとそんなことを思ってしまいました。
さて、なんかまとまりのない話になりましたが、TPPについては、今週末に反対派の東大大学院の鈴木宣弘教授の講演を聞く予定です。
色々な角度から話を聞いて、もう少し悩んでみたいと思います。

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