スーパーでの米の価格と放射能表示

先週末、東京に行った際に、都内(多摩地区)のスーパーを見てきました。
「秋田産あきたこまち」は1,980円(5kg包装、以下同じ)。

ちなみに、別のチェーンでは広告の品で1,680円(通常1,880円)でしたが、昨年に比べると高値、一昨年(21年産)ぐらいの価格に戻ったような感じです。
そして、他のお米を見てみると、そのお店の最安値は「福島県産ひとめぼれ」1,570円
次に安いのは年産・品種が明示されていないブレンド米1,580円
米どころ福島の米が、ブレンド米より安い価格と言うのは完全に原発の影響でしょう。。。

また、福島県産のお米が積まれた横には、「精米日が古いので安くしました」との文字。

他のお米と比べて著しく精米日が古いわけでもないので、価格が安い理由をとってつけた感も…。

ただ、福島県産のお米が棚の一番いい場所に置かれていることから、敬遠する人がいる一方で、価格が安ければ買うお客さんも少なくないのかとも感じます。
ちなみにこのお店に置いていた福島県産の袋のパッケージはこちら。

「おいしさと安心のために」と書かれて、『各種検査を行っています』とはなっていますが、『放射能』という文字は一文字も書かれていません
また、お米に限らず、他の売場でも、放射能について触れたPOPやパッケージはあまりなかったように思います(これは秋田においても同様)。
下手に「放射能」という文字を入れると、放射能をあまり考えていない人まで気にするから、『寝た子を起こすようなことはしないでおこう』ということなのかもしれません。

本来、もっと丁寧な表示や説明をするのが理想とは思いますが、
山ほどの商品数があり、(放射能を気にしない人を含め)様々なお客さんを相手に商売をし、さらに価格に対する要求が厳しいスーパーで、これ以上の対応を求めるのは厳しいように感じます。

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