「米の消費動向等調査」廃止

近年の米の消費量は1人あたり年間約60kg。昭和40年頃は110kgあったので、半分近くに減った事になります。
この消費量の数字は米の話題では(半分に減ったと言う良くない話として)たびたび出てくるのですが、これを調べていたのが農林水産省総合食料局の「米の消費動向等調査」。
しかし、この「米の消費動向等調査」が『国の統計業務の減量・効率化等を進める観点から、平成19年度をもって廃止』となりました。
米の消費動向等調査は『全国8,340世帯(消費世帯6,650世帯、生産世帯1,690世帯)の調査をもとに、1人1か月当たり消費量を推計したもの』とのことなので、確かに結構コストも掛かっているでしょうから税金を効率よく使うために廃止と言うのも仕方ないのかもしれません。
ただ、米が日本人の主食のはずなのに調査を辞めるというのは、消費量も減り日本の経済や農業に占める重要度が低くなってしまったことを表しているとしたら米農家としては残念な限りです。。。
一応、『米の消費動向については、総務省の家計調査等により把握が可能』とは言っていますが、どこまで詳細なデータが取れ、さらにこれまでのデータとの整合性はどうなのかなど気になるところです。

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