小手先のアイデアでは商品開発はできない

Suicaやpasmoが登場して間もない頃、カードに残額が表示されず不便だなーって思ってました。

そんな時、「駅の壁や柱に、残額確認できる簡単な装置をつければスゲー便利じゃん!!」とか思って、「そんなこと考えつく俺ってスゴくない?」と思っていたのです(恥)

しかし、ほどなくして、モバイルSuicaが登場。そんなことしなくても携帯画面でいつでも残額が見れるようになりました。しかも、残額が見られるだけでなく、券売機でのチャージは不要、カード自体持ち歩く必要もなくなり、より便利になりました。

結局、自分が考えてたのは、所詮今ある「Suicaカード」をどう使い勝手よくするかっていう【小手先のアイデア】であったわけです。

—-
さて、なぜこんなことを今になって書いたのかと言えば、、、
最近、マーケティングの勉強などで新商品開発の企画などをすることがあったから。

新しい商品を開発する場合にも、どうしても「今あるモノをどう改良するか」って考えてしまうけど、単純に今ある不具合/問題を解消する対処療法=【小手先のアイデア】ではなく、もっと根本的に考え直すことが新商品開発には重要だと思っています。

例えば、今の自分で言えば、「最近米の大きなサイズの袋が売れなくなった」となった場合、単純に「今までの5kgや10kg包装ではなく、少量の1合パックを売ろう!!」ではなく、「逆に今まで以上に大きな30kg袋にしよう。自宅で食べなくなっているんだから、業務用の販路を開拓しよう」、「消費量が減ったのは面倒だから?だったら、炊かずに食べられるレトルトご飯を売ろう」、「米粉パン用の米粉を売ろう」、「人口が減るから海外へ」、「人口が減るから飼料米を」…なども考えないといけないんだと思います。

そんなわけで、新しい商品や企画を考えたりする時は、この『Suica/Pasmoの「自分ってスゴくない?」と真剣に思ってた恥ずかしい記憶を思い出して、同じような考え方をしていないか考えるようにしています(恥)。

日記・雑記の最新記事8件