儲かる農業

地元の大学が主催した「儲かる農業」と副題の付いたセミナーに参加しました。

大学の先生が「儲かる農業」を語れるのか、「儲かる農業」を語れるなら教授などせずに自分で儲けてるだろ、という周囲からのツッコミもありましたが面白半分で行ってみました。
要旨を簡単にまとめると、
・秋田は米作りに恵まれた環境で米に依存してきた結果、米価が下がって厳しい状況
・周辺の青森、岩手は、米作りに恵まれていなかったため、昔から畑作、畜産などの複合的な農業経営が行われ、結果的に今は農業生産額でも秋田を上回っている
・よって、秋田も米作り一辺倒から、複合農業に行くべき
というような話でしたが、現実問題としては、米以外の生産物が驚くほど儲かるというわけでもないですし(むしろ厳しいモノだってある)、その他にも若者を公務員として雇って農作業要員に使う、夏場は山奥の村で・冬場は家畜と共に山を降りて生活するなどと、現実とは乖離しすぎた夢物語を語られた感じでした。
ということで残念ながら、儲かる農業を教えてはもらえなかったので(笑)、地道に儲からない農業を頑張って行きたいと思います。
ただ、その先生の話でも現状の秋田の農業の現状の話(数値など)は参考になりましたし、続けて講演があった他の教授の水環境の話などもなかなか興味深いもので、半日潰して秋田市内まで聞きに行った甲斐はありました。

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